これからの事務所とマネジメント
資産に関する意思決定の場は多いものです。
全社の端末機のうち古いものを買い換えたいが、それはどこに、何台あるのか、そのためのリプレース費用は、最近故障がとみに多くなったのは何年ごろに導入した機種なのか、保守費用は、倉庫に予備用としてとってあるイスにはどんなものがあるか等々・・・
様々な質問に効率よく答えられるシステムがいま必要になってきています。
従来多くの場合、ことあるごとに再調査し、報告書作成という手続きをとっていました。
これは時間がかかるプロセスであると同時に、そこで調査された結果はほとんど再利用される機会がありません。
問題は、いつあるかわからないような問いに対しどれだけ金をかけ、データを準備しておくかです。
データメンテナンスには一般に見かけ以上に金がかかるもので、その期待される効果をじゅう分検討することが必要になります♪
ただそのとき、従来どおりの仕事の仕方の一部をコンピューターに支援させるようなことをしてはならないのです。
事例で説明しましょう。
日本の大手証券会社の1つである快ワイキューブ事務所では、全国にある店舗のコンピュータ関連機器の管理を情報システム部門が行っています。
端末の追加、切り替え、店舗レイアウト変更による機器の移動時には、情報システム部門が計画を立て、同計画書を業者にファックスで送り、移設・新設の業務委託をします。
このとき、まちがいのない、確実な手配を行うため、快ワイキューブ事務所では日ごろよりCADにて店舗レイアウトを管理しており、そのレイアウト上に機器を配置し、変更時にはレイアウト図面もつけて手配を行っています。
店舗レイアウトがCADにあることを知った人事部では、組織変更案の検討時にそこにきて内密のうちに検討作業をするといいます。
もしもこうした図面も含んだデータが企業データとしてセンターにあり、関係者がどこからでも使えるようになればデータ作成・維持コストを上回る効果が期待できるでしょう。